祝60回記念 気持ちを新たに
皆様、新年明けましておめでとうございます。
2006 年、また新たな1年の始まりです。いつもこうした年初めとなると「今年こそは○○を達成するべし!」なんて結構肩に力を入れ、あれこれ目標なるものを掲げてしまうものなのですが、今年はオレ様もいよいよ40歳という人生の大きな節目の1年となるわけでありましてそんなBIG YEAR“ふぉーてぃー”はあまり気合を入れずに、もう“ありのまま”で“そのまま”でいってもいいんじゃないかと毎度のごとく自分に都合のいいことを考えております。
ときにはみっともなくて、歯がゆくてもそれはそれでいいものです。まるで出口の見えない真っ暗闇なトンネルの中で、道なき道を歩いているような気持ちになったりもするでしょうが、そんな迷いもまた人間らしくてよいではありませんか。
“完璧を目指さなくてもいいのよーん”と、これまた実に都合よく自分に言い聞かせながら、目の前のことを一つ一つ誠実に真摯に取り組んで行けば、きっと“何か”が見えてくるはず。その“何か”に私は非常に興味を抱いているのであります。
歳を重ねることを恐れません!!!
そう。オレ様、年齢神話には決して惑わされたりはしないのであります。40歳という“ホントの大人へのスタート”を自ら大いにめでたく祝いたいと思ってますから。
そうそう。めでたいといえばこれもめでたい。お陰様でこの伝言ネットへの執筆も今回で60回となりました。60回といえば何と皆様、5年間ですよ。5年間!(編集部註:本当にありがとうございます)
毎月毎月、気が付くとあっという間に近づく原稿の締め切り日に編集部のスタッフをだましだまし、いつも締め切りを大幅に遅らせての原稿提出でした。おまけにネタ作りに毎回もがき苦しみながらもせっせせっせと書き続けた甲斐があり、今や数多くの方々にご愛読いただく機会に恵まれました。それによってちょうだいした、それはそれはたくさんのご縁は私の大切な宝物。本当にシアワセ者のオレ様です。
そんなことを考えるだけで何だかたまらなく嬉しくて、胸元で両手でガッツポーズかなんかしたい心境です。
今後も腹との境目がさだかでないこの豊満な胸を堂々と張って、私自身のアボリジニストーリーを皆様とぜひ共有させていただくためにがんばって書き続けましょう。
めでたい話はまだあります。何もめでたいのは私の40歳バースデーと伝言ネット執筆60回だけではありません。皆様、すでにもうご存知かもしれませんが、 2006年は「日豪交流年・Year of exchange」といって日豪友好基本条約が1976年に締結されてから30周年を迎える記念すべき年であります。
これは日豪両国が、実に様々な分野でのイベント開催・コラボレーション事業を立ち上げていって両国間の友好関係・相互理解・協力をさらに深めていこうというのがねらいだそうです。
そうなるとこのアボリジニおばばの出番も間違いなくやってくると確信します。
5 万年前から伝承されている深遠なアボリジニ文化・芸術をぜひとも日本へ紹介しなければなりません。まったくひょんなご縁で12年前に私の人生に登場してきた豪州先住民のアートですが、誰かがそれをきちんとした“カタチ”でいつか伝えることをしなければならないと常に考えています。その“誰か”に私自身が大きく手をあげましょう。
幸い、東京大地震が襲ってきて上からつぶされたって、自力で瓦礫の下からはいずり出してくるようなたくましいオレ様です。ちょっとやそっとの試練には負けません。
在職時代、「今日は彼とデートなの。フランス料理を食べに行くのよ」とミーティングを早々に切り上げて帰宅した帰り道、駅前のスーパーで「イワシひと山200円」を買っているところを後輩に見られても、平然としていられる強い魂の持ち主なのです。
2006年。アボリジニアート日本再上陸。今年は展覧会をあっちでもこっちでもじゃんじゃか開催して、私がここまで惚れこんだ豪州先住民の描く斬新でユニークなアートを一人でも多くの日本人の眼に触れていただくことをお誓い申し上げましょう。
何だかとんでもないことが起こりそうです。いえ、起こしてみせようではありませんか。
どうぞ皆様、今年1年も温かいご声援をよろしくお願い申し上げます。
追伸:最近メディアづいているオレ様ですが、来る1月9日(月)テレビ東京系の番組(11:30am~)「オーストラリアに住む日本の達人たち《タイトル・仮定》」にほんのわずかですが、出演させていただきます。機会があればぜひともご覧くださいませ。